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板さん(仮名)さんからリクエストを頂きました、スイミングフックの制作方法です。
IMG_0423.jpg
素材
mat.jpg

オーナーばり 鯉スレ
バーブレスで、管釣りでも実績のあったフックに似た形のものを探して見つけたのがこれ。
太さによってテーパーの掛け方が異なるので、細い番手の方が刺さりが良いとは限らないのがミソ。
試した範囲では、12・15・17番が段差の無い鋭い針先を持っています。

極まれにですが、プレスが失敗したのか、あり得ないくらいワイヤーが凸凹に変形している物が混じっている事があるので注意。
しっかり針の形をしているので、一見すると気付かなかったりします。

よつあみ ザイロンX
ループ部分の素材として選択。現在使用しているサイズは12号。
とりあえず、近場で扱いがあった物の中から選んだのですが、特に不満はありません。
バッハスペシャルの様にスプリットリングのサイズが大きい場合は、リングの隙間に入らない様にもう少し太めが良いかもしれません。

道具類
tool01.jpg

グート ミニバイス
ハンダ付けの部品固定用の道具ですが、針を固定するために流用。

フライタイイング用のボビン
メインとなる道具なので、安すぎない、ある程度の物を購入しました。

カッター オルファ 特選黒刃(中型)
切れ味抜群。
あえてカッター本体には装着せず、刃を直接逆向きに持ち、刃の後側を使って切ると作業が楽です。

作成手順
IMG_0398.jpg
フックをバイスに固定し、折りたたんだザイロン(約3センチ)とタイイングスレッドをまとめて摘み、フックの背中側に一緒に押し当てます。
(2月3日訂正)フックの内側にした方が良いようです。(板さん(仮名)さんのご指摘より)

IMG_0401.jpg
フックの端から少しずつ巻きつつ、ザイロンの形を整えてアイを形成しながら巻いていきます。
スレッドを巻く勢いでザイロンがずれないようになったら、一気に巻き上げます。

このまま最後まで巻いてしまっても、ライトライン使用時には強度的に問題無いとは思いますが、万が一のすっぽ抜けが心配な場合は…

IMG_0405.jpg
ザイロンの端を少し折り返し、終点側から押さえつけるように巻き込みます。
ザイロンの毛羽立ちを無理矢理押さえ込むので、見た目は少々悪くなります。

IMG_0407.jpg
巻き終わったら、スレッドを切る前に瞬間接着剤で固めます。
塗り終わったらすぐにスレッドを切り(この時、カッター刃の逆さ持ちが活きます)、乾燥させて完成です。


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【2009/01/31 02:23】 | タックル
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板さん(仮名)
こんばんは。楽しみにしていました。
リクエストに応えていただき、ありがとうございます。

いろいろな疑問点が、かなり解消されました。
まず、フックですが、コイスレですか。
平打ちもされていて、強度的にも良さそうですね。研究成果も教えていただき、感謝します。
私は、マダイ用で考えていましたが、探してみますね。

それと、すっぽ抜け対策も参考にします。
あとは、瞬間接着剤で止めるんですね。
濡れても大丈夫なんですね。

ここで、一つ質問です。
ザイロンのセットはフックの外側なんですね。内側でない理由があるのでしょうか?
普通にハリスを結ぶときは、タタキに触れないよう、内側に結びますよね。
(これしか知らないというのもあります。)

自作フックも凝り出すと深そうですね。





たか
>板さん(仮名)さん

ザイロンのセットはフックの外側なんですね。内側でない理由があるのでしょうか?
普通にハリスを結ぶときは、タタキに触れないよう、内側に結びますよね。

作り始めた頃、両方を試してみて際に、単純にフックの動きが良さそうだったのでこちらにしたままだったのですが、改めて比較してみたところ、明らかに内側の方がフッキングパワーが逃げ難いようです。

ご指摘ありがとうございます。



板さん(仮名)
こんばんは。板橋です。

両方試されたのですね。
やってみる中での発見は多いものですよね。

私もとりあえず材料をゲットして初めて見たいと思います。
しかし、年度末にさしかかり、仕事がやや忙しくなってきたので、
少し先になるかも…です。

きっとやってみるとうまくいかない部分も
あるかと思ってます。
その際は、また教えて下さいね。


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ロッド:CHMA Wise-Stream 76ML
リール:EXIST 2500
ライン:ファイヤーラインクリスタル6lb+ゲーム6ポンド(4ヒロ)
    トラウトアドバンス5lb

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
DSCN3345.jpg
初釣りは、丁度一年ぶりの竜華池

前回はたまたま道を間違えた故の釣行でしたが、今回は湖タックルのテストの為に放流情報をチェックしての決定です。
本栖湖との連荘も考えたのですが、道がチェーン規制だったので断念。
下道も、本栖湖の手前の下り坂と交差点&カーブの連続が怖いんですよね…
ただ、今年の本栖はかなり調子が良いみたいですので、近々行きたいとは思っています。
どうせ、芦ノ湖の特別解禁は仕事で行けないことが決定していますし。

狙い通りに、前回表層で遊んでくれたサクラマスを含む放流情報が確認できたのが金曜日。
ところが、この時点でテストしたいルアーが未だ入手できておらず、せめて数枚だけでも…と問い合わせまくるとキャスティング東久留米店に在庫有り。

駆けつけてみれば、トラウト関係が夢の様な品揃え。
何故か鱒玄人が無かったり(1月18日訂正:ごく僅かですが、扱いがありました。)、流石にベスパはありませんでしたが、それ以外は近隣では出色でした。
珍しいところでは、ナウスの1.4と2がかなりの充実ぶり。一見、色別に並んでいるようで、同じフックに複数色ぶら下がっているものもあるので注意です。ちなみに、心は1.2のみ。

ロッドもツボを押さえたラインナップでしたが、ブランクスに警報装置が付いているので感触がさっぱり分かりません。難しい所なんでしょうが、もう少し何とかならないでしょうか?

ともあれ、目的のブツを確保して急いで帰宅。
今回は新しい番手のフックも試したいので、10本ほど巻き、最近話題の塗料も試したいので、塗っては乾かし、そんなこんなで結局寝ないで出発。

そして、途中のSAでお約束の寝過ごし。
まあ、今回は放流目当てですので、とにかく他のお客さんの邪魔にならない場所に入れれば良いのです。

甲府に近付いた辺りから小雨がぱらついてきたので心配しましたが、現地に到着した頃には何とか上がって一安心。この次点では一面の曇り空でしたが、しばらくしたら晴れ間が覗いてきました。

池に向かうと、幸いなことに前回と同じ北側のやや中央よりが空いています。
左右には、ルアーとフライの方がお一人ずつ。それぞれの間隔は、軽く10Mは空いています。
これなら大丈夫。念のために準備しておいた管釣りタックルは使わなくて済みそうです。

まずは、新戦力のテスト。
昨シーズンは、スーパーベスパⅢ10gのみで勝負してきました。
このスプーン、他メーカーの5g台のシルエットに2.6ミリもの厚みを持つブランクスで抜群の飛距離を誇ります。
また、イレギュラーダートをほとんど起こさない為、カウントダウンがしやすく、糸ヨレも生じにくいというメリットも。
ただ、シルエットが小さい分、引き速度は少し早め。
子供の頃にお風呂で数えた「いーち、にーい」のカウントで例えるなら、無風時にイグジスト2500で約0.8カウント。
無風時や活性が低そうな時などに1カウント強でじっくり引きたい場合には、少しもどかしく感じていました。
また、朝イチなどに「大きめのシルエットや暴れる動きでもっとアピールした方が良いのでは?」と思う時も度々。

過去の経験から、上記の引き速度で引けそうなのは、ベスパ7.4gとルアーマン701シェル10g
特にルアーマンは、ヒラヒラとした動きが印象に残っています。
しかもこの両者、前回の釣行時に単色ながら複数の釣果を上げたスプーンです。

しかし、昨年はベスパ10gの飛距離に入れ込んでしまったために半お蔵入り。
その結果、これらは既にヤフオクで処分してしまったので、急いでテスト分だけでも確保した次第。
更に、前々から気にはなっていたものの、「飛距離が出ないだろうな~」と購入をためらっていたバッハスペシャル10gもとりあえず。実績はありますし。

放流までに目処を立てたいので、まずは取っ替え引っ替え投げまくり。
都合良く横風も吹いてくれるので、強風対策としてナイロン5lbも併せてテスト。

結果としては、引き速度は予想通り。
3種類全て、カウント1強の速度で引けます。

飛距離は、ルアーマンが50M前後で十分満足。幅広な分だけ横風には少し弱いようですが、その時はベスパ10gの出番でしょう。
ベスパ7.4とバッハスペシャルは、40M強。バッハさん、意外と飛びます。
ベスパは渋めの色(or手塗り)で近距離ローインパクト。
バッハはウネウネとした大きなアクションなので、朝イチの近距離高活性狙いで使えそうです。
ただ、そこまで細かく使い分けるかとなると微妙。何しろ、ベスパ10gですらほとんど2色しか投げなかったくらいなので。

ルアーの種類による引き速度と共にもう一つ気になっていたのは、ベスパ10g自体の加工に伴う引き速度の変化。
アワビ張り(特に裏面への)によるアールの変化が影響が大きい気がしたので、改めて確認。
加えて、裏側をドリルで掘削したモデルも用意してみました。
IMG_0367.jpg
2ミリ以上逝ってます。


結論、あまり変わらない。


アクションも含めて、意外なほど変化は少なかったです。
水流やリトリーブ速度の誤差に吸収されてしまう位の違いでした。

ラインについては、強風下での比較でもナイロン5lbではむしろ飛距離が落ちるだけの結果となりました。
確かに、リトリーブ中にラインが風で流される量はファイヤーラインよりも少ないのですが、飛距離でタメを張るには4ポンドでないと厳しそうです。

ファイヤーラインと組み合わせるリーダーは、5と6で悩みましたが、余裕を考えて6lbに。
振り抜いた瞬間の糸抜けについては5lbの方がストレスが少なく、飛距離も若干伸びるのですが、キャスト切れややりとりの際の安心感を取りました。

そんなこんなで一通りテストが終わった頃、常連の方が管理人さんに放流時間を聞いていました。それによると10時頃とのこと。
まだ1時間近くあるので、とりあえず管釣りタックルで遊んでみることに。
メバルロッドにバイオ1000SでL・E-ON25・オリカラチョコサンドで表層を引いていると、
DSCN3347.jpg
サクラマス

やっぱり沖の表層なのかな~と期待しますが反応は続かず、少し沈めて引いてくると、足元の駆け上がりで2匹目をキャッチ。やっぱりサクラマス。
気分的にサイズ(飛距離)を落としたくなかったので、L・E-ON25のカラーを変えてみますが追加は無し。
最近は、ネイティブタックルで無理矢理管釣りルアーを使う事が多かったので、気軽に軽量ルアーを投げられる可と思ったのですが、ロングロッド&ダブルハンドの腕の振りと合わないのかテンプラキャストが連発。
久しぶりにエリアス63も引っ張り出したのですが、やはり同様。
ストレスばかりが溜まるので、再びデスラー砲モードに。

比較的陽が当たる場所なので、表層に元気なヤツが出て来ないかと投げ続けます。
太陽が顔を見せればグローブが要らないほど暖かいのですが、ひとたび曇ると、強めの風も手伝って痛いほどの寒気が襲ってきます。
放流場所に近い東側の岸は、山陰になるために雪が残っているところもあり、とても寒そう。
DSCN3348.jpg
西側に見える山々

ひたすら投げていると待望のアタリがありましたが、根掛かりかと疑っている内にバラシ。
あのグモングモンとした感触は、サクラさんだったんだろうな~

そろそろ放流時間かな?と期待したのですが、放流車が遅れて、1時間か1時間半ほど遅くなりそうとのこと。
しばらくすると、放流狙いと思しきお客さんがチラホラと。まだみたいですよ~
多少は人が増えてきましたが、それでも私の周囲は5M間隔。
放流場所周辺のみ、気持ち混み合っているという程度。広いって良いなあ。

来るべき時に備えて、睡魔に負けつつしばし休憩。
30分ほどすると、トラックの音で目が覚めました。
見学に行くと、東山を彷彿とさせる豪快な放流でした。
DSCN3351.jpg
ダバ~

「こっちに放流効果が出るにはしばらく掛かるでしょ。」と考え、用を足しがてら車に戻ってしばし休憩。
釣場に戻って周囲を観察しても、放流場所周辺ですらとても静かです。

とりあえず、ルアーマンのオレ金をキャスト。
「ま、いつかは当たるでしょ。」とのんびり巻いていた数投目、


ゴン


よっしゃ~!きおった~
DSCN3352.jpg
ガッツリ

いよいよパラダイスか?と色めきましたが、その後はさっぱり。
両隣のフライの方々にはヒットがあるのですが、むしろ放流魚には有利なはずの私の方はアタリすら無し。
これはまさか…と、ベスパ10gオリカラ黒金アワビに替えたところ、一時間半ぶりにヒット。
DSCN3353.jpg
定番決定

やっぱり、一発でスレたのかな?とも思いましたが、ルアーを替えてもその後は続かず。
流れ込みの岬に空きスペースが出来たので移動。

放流場所付近では、先ほどよりも良く釣れている様子。
そのおこぼれを貰おうと、竿抜けポイントであろう沖目へフルキャスト!
DSCN3354.jpg
居ました。

それから1時間は、プチパラダイス。
ベスパとルアーマンの10gコンビを風向きや泳層で使い分けつつ、7匹ほどキャッチ。
今回は、持ち込んだルアーの多くに紫外線塗料(or魚皮)を仕込んできたのですが、きちんと結果を出してくれました。
DSCN3355.jpg
DSCN3356.jpg

塗り忘れたバッハスペシャル2色には反応が無かったのですが、果たして?
とまれ、塗っているせいで釣れないという事は無さそうですし、となれば、釣れる可能性が少しでも増えた方がモチベーションは維持できます。

ルアーと共に新しくテストしたフックも上々。
今までは鯉スレの12番をスイミングフックに巻いて使っていました。
これは刺さりは抜群なのですが、ネイティブ用としてはかなり小さめ(ルアー用の#4相当)。
バラシ対策も踏まえてのサイズアップと掛かりのチェックが、今回のもう一つの目的でした。

ベスパのサイズに合わせて巻いた15号はKFSでテスト済みでしたが、他のスプーンのサイズが大きいので、更に大きい17号を投入。
さすがに軸が太いので(身切れは減りますが)実際の掛かりのみが不安要素でしたが、今回バラしたのは2回だけ。
それも、寄せ切って気が抜けた時と、沖でのバイト直後のみ。
キャッチ出来た魚(恐らくはバラした魚も)は全てサクラマスで、そのほとんどが横掛かりや下掛かりでしたが、特有のローリングにも耐え、獲れた場合はむしろ外すのに苦労するほどの安心感がありました。

ただ、針先が少々甘めだったのでシャープナーで研いでみたところ、予想外に鋭い針先に変貌。
これなら安易に使い捨てる必要も無いので、思わぬ発見。

14時半頃から急にアタリが遠のき、一時間もすると冷え込みも厳しくなってきました。
テストの結果は十分満足出来るものだったので早めに上がろうと16時には車に戻りましたが、せっかくなので管釣りタックルで上がり鱒を狙うことに。

今度は、BEATRICKの56
グラスチューブのショートロッドで弾き出すようにキャストすると、思いの外快適な投げ心地。
併用するなら、これが合っているのかも。

L・E-ON25のオリカラ・オレンジサンドで表層を狙うと、程なく一匹キャッチ。
DSCN3358.jpg
ここで止めておけばよいものを、しつこく粘ったために泥沼にはまり、益々冷え込む空気の中17時の合図まで。
結局、最初の一匹以外は、冷え切った体を抱えて退散。
DSCN3359.jpg
ありがとうございました!

最後は尻つぼみとなりましたが、目的は十分に果たせた今回の釣行。
これで、来期の準備は目処が立ちました。
後は、何処に行くかだけです。ハイ


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【2009/01/14 00:14】 | その他の管理釣り場
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板さん(仮名)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

この竜華池って広いんですね。湖タックルが試せるなんて。

しかし、いろいろなチェックをしっかりとされ、
今シーズンに向けての準備が進んでいて
すばらしいですね。

私も今年はフックを自分で巻いてみようと考えています。
それゆえ、今回のフックの話に興味津々。
いつも聞いてばかりで恐縮ですが、
できれば材料や巻き方など、教えていただけませんか。




たか
> 板さん(仮名)さん

ネタのご提供ありがとうございます!(笑)
近々記事としてアップ致しますので、お待ち下さい。

とりあえず必要な、巻く際にフックを固定する器具ですが、ハンダ付け用のミニバイスを流用しています。
ホームセンターで、千円以下でした。


板さん(仮名)
こんばんは。

フック固定に使うバイスは実は持っていたりします。
バス用のラバージグを一時期巻き巻きしてまして。
ボビンホルダーもあったかな。
これらの眠っている道具を引っ張り出しておきます。

自分で巻けるとなると、フックが選べるし、
それでキャッチできたら嬉しさ倍増って感じですね。

アップされるのを楽しみにしています。


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